独立行政法人物質・材料研究機構(National Institute for Materials Science; NIMS)は茨城県つくば市を拠点とし、物質・材料科学技術に関する基礎研究および基盤的研究開発等の業務を総合的に行う研究機関です。平成24年4月より当研究室の佐藤貴哉教授をグループリーダーとする、本校のサテライト研究室の運営を開始しました。運営スタッフとして森永准教授が出向し、プロジェクトに参加する形で研究開発を行っています。
当研究室が参画するプロジェクト、ナノ材料科学環境拠点(Global Research Center for Environmental and Energy based Nanomaterials Science; GREEN)は、グリーンイノベーションを目指したナノテクノロジー材料研究を推進するための文部科学省委託事業を行う研究拠点です。太陽電池、光触媒、二次電池、燃料電池をターゲットに、表面・界面の理論解析と先端的計測技術を融合させて環境エネルギー問題を解決するため、新しい材料の創出に貢献する基礎基盤研究を行っています。
このプロジェクト内に、サテライト研究室として“革新高分子電解質設計グループ”を設立し、高分子固体型燃料電池やキャパシタ、二次電池、太陽電池などに使用可能なマルチユース電解質の開発を行っています。
<短期リサーチアシスタント(RA)が採択されました>
昨年度に引き続き、今年度もNIMS-GREENにおける短期リサーチアシスタント(RA)に、本校学生(専攻科生6名、本科生2名)が採択されました。
8/26よりインターンシップ学生としてNIMSに滞在し、研究施設見学、GREEN研究者によるセミナーを通して最先端の研究開発環境を体験します。
(昨年度のインターンシップの様子)
<つくばにて>
GREEN棟と中央研究棟と間の通路は、夜になると足元がライトアップされ、幻想的な風景を醸しています。
仕事帰りのささやかな幸せのひと時です。